2室に入る惑星

占星術では2室は生活のハウスと言われていて、衣食住や経済という意味がありますが、私は2室=実家と思って見ることが多いです。


どんな家に生まれるか、どんな環境で育つかというのは、その人が持つ生活レベルや経済の価値観を決めるので、生きていく上でとても重要だと思います。


2室に惑星がたくさん入っていると実家と縁が深い方が多いのですが、木星や金星など吉星が入っていると、実家から恩恵があることが多くて羨ましい。


2室に状態のいい月がある人もいいなぁと思います。

実家が心のよりどころというか、心からくつろげる場所だったりして。

あと、2室月の人は生活を楽しもう、という感じもあって素敵。


2室に凶星が入り、しかも複数あると実家に振り回されたり家庭環境が悪いなど、しんどい思いをする場合が多いように思います。


吉星と凶星、両方ある場合は良いことも、悪いこともある感じでしょうか。

例えば経済的には恩恵があるけど親からの過干渉や自分が果たさなくてはいけない責任があって心理的には辛い、など。


そういえば、これは占いとは関係なくですけど、育つ家庭の経済状況というのはよほどの極貧を除けば人の幸不幸にあまり関係ないんじゃないかな、と最近思いました。


経済によって感じられる幸せは相対的なものなので、例えば子供の頃からビジネスクラスで移動してたらそれ以下になると逆につらいけど、普通の家庭で育ち、大人になって自分のお金でできることが増えてくるといろんなことに感動とか達成とかあっていいんです。

ちょっとしたことでも、ありがたみがある。


子供にとって育っていく上で辛いことは、自分を認めてくれない、自由を与えてくれない、もしくは関心や愛情を受け取れないことであって、そういった辛い経験はカルマと言ってもいいほどその人の精神や自己肯定感に影響するだろうなと思います。

だからやっぱり2室の状態って重要ですねぇ。


ちなみに私は2室に惑星はなく、あまり実家との縁が強くないのでたまに帰省するぐらいで、18歳で家を出てからはもう、自分の人生を歩んでいる感じです。


☺︎ゆき



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日々の雑記とインド占星術について