主観・客観、そして月の傷つき。



占いでは、初対面の方にお会いして基本的には私がばーっと説明する感じになります。


たいていはそうですねー、って感じでそのままスムーズに進むのですが、先日お会いした方は細かいところまでちゃんと検証しながら聞いてくださる方で、すごく勉強になりました。

本当にありがたいです。


例えば出産や結婚、離婚、手術など動かしようのない事実は客観的に見れるデータなので当たっているかどうかわかりやすいのですが、主観的なこと、心理的なことというのも占星術では扱います。


月は心を表すので、月の状態がその方の人生の心象風景となる、と思っているのですが、月が減衰しているけど満月かつ定座、みたいな強弱、吉凶の相反する要素がある場合、やはり複雑だと思います。


月が減衰していると、子供の頃心理的に辛い経験をする方が多いのですが、満月などで強いと別に辛いことはなかった、とおっしゃるパターンが記憶しているだけでも数人あります。


同じような辛いことがあっても、心が弱ければトラウマになり、心が強く自己肯定感も高い人であればあまり傷つかず忘れちゃったり、受け取り方は人それぞれなのでしょう。


主観的事実、客観的事実両方が組み合わさってその人の人生観になるので、どちらもすごく大事だし、バランスよく気をつけて見ていかなくては、と思いました。


本当に月は、深いです。

☺︎ゆき

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日々の雑記とインド占星術について